貿易の仕事で使う外国語

台湾向けに機械や食品などを輸出する会社に勤務しています。

業務内容は台湾やタイの取引先とのメールのやりとりや、 注文書発注、輸出用の船積み書類、銀行に提出する買取書類など、 資料の作成や中国語からの翻訳がメインです。

基本的に書類は英語ですが、 台湾の取引先の方々は日本語がたんのうな方が多いため、 英語を話すチャンスはあまり多くはありません。

日本語をお話にならない方もいらっしゃいますが、 かといって、英語が通じるかというとそうでもありません。

そんな場合はとにかく、こちらも知っているわずかな北京語を並べて、なんとか理解してもらうように努力しています。

台湾の方は北京語を勉強されているので通じますが、 日常的には台湾語だそうです。

電話でのやりとりは顔が見えないので、 声の大きさと言葉の調子がすべてです。 恥ずかしくてもできるだけはっきりと、 いつもより朗らかな声で話すようにしています。

「うー」と言葉につまってしまっても、 そこはもう「ハハハ」と笑ってしまいます。
すると受話器の向こうから、 なんとなく緩んだ雰囲気が伝わってきます。
コミュニケーションとは言葉だけではないのです。

海外の人と一緒に仕事をしてみたいと思い、 この仕事を選びました。
しかし長い間今の会社にいるので、 取引先の人がもはや海外の人と思えなくなってしまいました。